こんにちは、Takuです!
僕は以前グローバルな企業でインターンシップをした経験があります。
以前同僚からこのようなメールが送られてきました。
お元気でお過ごしでしょうか。
あなたがこのインターンシップで大学の単位を取得できる仕組みがあるかどうか聞きたいです。
もしあるなら、必要な手続きするから教えてね!
これは当時大学2年生だった僕がインターンシップを始めた時に受け取ったメールです。
注目して欲しいのは、2行目「I hope this email finds you well.」
これを見た瞬間、全く理解できませんでした。
しかし、これはネイティブにはとっては当たり前に使われるビジネス表現です。
今回はみなさんにこの表現についてシェアしようと思います!
I hope this email finds you well. とは?
最初に答えをいうと、「お元気でお過ごしでしょうか。」という意味です。
この表現はよくメールの文頭の「お疲れ様です!」と同様に使われます。
「I hope this email finds you well.」からはなかなか想像できないですよね。
少し解説したいと思います。
まずは2つに分けて直訳します。
1. I hope (that) ~で、「私は〜だと望みます。」
2. this email finds you well. で 「このメールはあなたが調子が良いことがわかる」
ここで、2の訳が少し不自然であることがわかります。
これはthis email が主語になってしまっているからです。
主語が無生物であるとき、自然な日本語訳になるように訳す必要があります。
簡単にいうと、無生物主語は1.原因・理由の場合(〜のために、〜の理由で)、2.条件・手段・方法の場合「〜すれば、〜によって」、3,時間を表す場合「〜経てば、〜になると」の3パターンで訳すことができます。(こちらに詳しく書かれているのでご覧ください!)
This email finds you well. の主語である this email は手段の関係であるので、今回は「メールによって」と訳す方がいいでしょう。
よって、
1. I hope (that) ~で、「私は〜だと望みます。」
2. this email finds you well. で 「このメールによってあなたが調子が良いことがわかる」
つなげると、I hope this email finds you well. で
「私はこのメールによってあなたが調子が良いことがわかることを望みます」となります。
これがメール文で「お元気でお過ごしでしょうか」というニュアンスで使われています。
I hope this email finds you well. の使い方
Dear 人の名前,
I hope this email finds you well,
…
このように Dear~ の直後の文頭に使うことが多いです。
しかしこの表現はGmailなどのメールでは使われますが、最近よく企業内で使われるSlackではあまり見られません。
似たような表現
I hope you are well.
I hope you are well. で「元気でしょうか」というニュアンスになります。
I hope this email finds you well. はよく見かける表現ですが、相手次第でしばし堅苦しく感じられる場合があるようです。より自然に表現したい場合は ”I hope you are well.” がいいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はI hope this email finds you well. について解説しました。
I hope this email finds you well は「お元気でお過ごしでしょうか。」という意味で、メールの文頭の「お疲れ様です」と同様にビジネスメールでの挨拶として用いられる表現です。
ネイティブが使う表現には意味を知らないと伝わらない表現が多いです。
他にも役立つ表現について紹介しているので、ぜひ読んでみてください!