こんにちは、Takuです!
みなさんは burn one’s bridge という表現を耳にしたことはありますか?
直訳すると「橋を燃やす」とおかしな意味になりますが、実際はビジネスの場面で全く異なる意味として使われる表現です。
今回は burn one’s bridge の意味と使い方について説明します。
burn one’s bridge の意味
burn one’s bridge は「退路を断つ」という意味で、後には引けない状態に追い込むことを表します。
直訳で「橋を燃やす」となりますが、通った道を燃やしてしまって、元に戻れなくするようなイメージから来ています。
ビジネスにおいては「背水の陣を敷く」「一切の関係を断つ」という意味合いで使われます。
He burned his bridges by insulting us before he quit.
(彼は会社を辞める前に私たちを侮辱して、退路を断った)
似たような表現
cross the Rubicon
cross the Rubicon は「退路を断つ」「後戻りのできない覚悟を決める」という意味で使われます。
ルビコン川は、古代ギリシャにあった川のことで、当時の法律では軍隊をルビコン川の向こう(ローマ側)に渡らせてはいけないとされていました。
後に歴史的有名な人物であるカエサルが渡ることになり、そこから “ルビコン川を渡る” という表現が、「後戻りのできないような重大な決断・行動をする」という意味になりました。
We need to think carefully before we cross the Rubicon.
(ルビコン川を渡る前に慎重に考える必要があります)
The die is cast.
この表現はカエサルが、ルビコン川を渡ったときに言ったとされる有名なセリフです。
“die” は「サイコロ」という意味の名詞「dice(ダイス)」の古い使い方で、
The die is cast. (賽は投げられた) では「サイコロが投げられた状態にある」となります。
そこから “事は進み始めた、もう後退はできない状態にある” という意味合いになります。
The die is cast. I made up my mind to leave my hometown.
(賽は投げられた。私は故郷を離れる決意をしました)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は burn one’s bridge の意味と使い方について紹介しました。
burn one’s bridge は「退路を断つ」という意味で、後には引けない状態に追い込むことを表します。
ネイティブの間で使われている表現には意味を知らないと伝わらない表現が多くあります。
他にもネイティブが使う役立つ表現について紹介しているので、ぜひ読んでみてください!